資産の重要性評価ロジックは素直に、C,I,A個々の評価であるにも拘らず妙なことをする組織が後を絶たない。資産を3色のフィルターで見る癖が人間にはないから無理も無いが、ISMSをやる以上は分けて見る目を持たないといけない。
- 審査員A:重要視する要素(CIAのいずれか一つ)だけで評価しても構わない。
- 審査員B:CIAを完全に独立して評価すること。
- 審査員C:上のどちらでも構わないし、C*I*Aでも、C*C*I*Aでも、C+I+Aでも構わない。要は組織が納得して決めている方法なら問わない。
規格が求めている独立した評価はCIAを認識すれば十分とする考え方が基本ですが、方針・受容基準・受容レベル等から評価ロジックに論理性が認められないケースが審査を受けるときに問題になります。これは本当はロジックの問題ではなくて工数の問題なのです。最初から厳密にやると工数がかかりすぎるし、現場の状況とのギャップが大きい過ぎる。
当初は工数のかからない方法をとり、善事改善のアプローチを取るのが普通の感覚。