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審査の心得:質問の仕方2

審査は審査する方も審査を受ける方も時間との戦い。その時間内に問題が無ければ受審側の勝ち?!。なんてことは無いですが、だって改善の機会を失う訳ですからね。でも、まあ安堵するのも人情です。

質問する側も受け答えする側も的確であること。無駄が無いこと。余計な質問、世間話は無用です。勿論、人間としての円滑なコミュニケーションを確保するための関心を持つことやある程度のリアクションは当然に必要なことです。人柄の部分ですからそれは自然に出るでしょう。ここではそれは無視します。

的確な質問とは:規格の何の確認しているか明確にして質問すること。自然な流れでの質問には熟練を要するものですから、新人の審査員(内部監査員も同じですよ)は、質問の冒頭で復唱してもいいです。例えば、「”4.2.2f)で規格は運用を管理するとしていますが”、運用の管理策にはどのようなものがありますか」。” "上の句をつける。但しこの例では漠然としているので現場向けでなく、事務局向けですね。

「”A.10.3.1容量・能力の管理と言う管理策がありますが、当部門で管理するシステムの運用では、この観点ではどのように管理していますか?」。もっと踏み込んで「管理基準は?」「計測の実態・記録は?」とやる。

注意:プロセスベース審査はプロセス審査ではない。規格要求引き出すテンプレートとしてプロセスを使うだけ。プロセスもIDEFレベル0を想定すれば、部門(名)が特定された時点でプロセスは既に設定されたようなもの。だから、部門の特性に配慮した確認作業を始めればよい。

事業上・業務上の目的達成との関連で見ないと枝葉末節に目が行ってしまう懸念がありますから、プロセスベースを常に意識することが大事です。

巨大な部門を一つのブロック(レベル0)で処理したら?。それは審査計画に適切性を欠いていることになる。従って、JISかISOの周辺で、どれだけの人数規模に対して何工数が妥当とのガイドは出ているので、審査計画ではそれを参考にすべきだ。

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