情報の廃棄
リスク管理では捨てることが重要。余計なものを持たない。管理コストを下げる意味でも重要な概念。
情報には全て捨てる基準を設定しておくこと。その情報を手にしたときに捨てる時期が一目瞭然でなければ成らない。
(1)紙の1枚1枚に書く。やりすぎのケースもあるが。
(2)収容する単位(バインダー、フォルダー、ボックス、キャビネなど)で明記する。この場合は、紙が何処に収容されるべきかが一目瞭然でありたい。
問題は電子化情報の捨て方。確実な保管として、例えばバックアップは簡単だが、捨てるのは難しい。このためには電子ファイルの管理システム(管理体系)を明確にする必要がある。簡単に言えば、ソフトのハード化である。
>ここにある電子情報「電子A」が存在する。
>今年の現用フォルダーに納めてある。
>年度が過ぎると、年度別フォルダーに移す。最初から年度別フォルダーにすれば移す作業は不要。
>年度が過ぎていくと、待機系ストレージへ移す。専用サーバーでも、外部メディアでも構わない。オンラインアクセスが出来なくて良い範囲はミニマム2年(=紙ベースの居室内管理の限界)、電子化されたメリットを感じるには5年経過したもとなるでしょう。
>更に年度が過ぎると、ファイル削除を行う。何かの証拠として利用する場合は、最低10年が目処。最長は100年程度か。
>トリックも必要。即ち、常用あるいは永久保存の概念の導入。
>常用は経過年数に関係なく利用するもの。作成年度が毎年更新されていると考える。常用で無くなったら廃棄のプロセスに乗せればよい。
>永久は保管期限が無限大。記念的なもの。組織が滅んでも残す価値がある場合もある。
捨てる考え方を早く確立しないと世界はメモレージで溢れかえる。
※
情報の捨て方って本当に難しい!
過去 30 日間
過去 1 年間
-
> 当初は「ISMS認証規格」をベースにした事例スタディは今なお有意義であり、世の中のデジタル化の傾向が急速に拡大する中ではセキュリティセンスは誰にも欠かせないものと認識されるようになった。 ISMS認証審査をやる人は、規格をベースにしても、普通は自分の行為をベースにしないと、馴...
-
情報の廃棄 リスク管理では捨てることが重要。余計なものを持たない。管理コストを下げる意味でも重要な概念。 情報には全て捨てる基準を設定しておくこと。その情報を手にしたときに捨てる時期が一目瞭然でなければ成らない。 (1)紙の1枚1枚に書く。やりすぎのケースもあるが。 ...
-
外出時・出張時の重要情報 「業者先あるいは客先に出かけて、重要な情報(個人情報のかたまりなど)を受けとったらどうするか」という問題。 カバンに入れて注意して会社に戻る。これが普通。しかし、問題は、自宅に直帰する場合や、そのまま出張する場合。 複数のサイトを回る出張もあれば、複数の...
-
不在伝達ノート、離席メッセージ帳、営業回覧ノート、セールスメッセージノート、など名前はいろいろ。 目的は、不在者へのメモによる伝達の危うさを回避しようとするもの。伝言メモをノートに書いておく。確実な伝達が可能。机の上に置いたメモは人が歩いた風でもどこかへ行くかも知れない。でも...
-
今の時代に限らず安全安心が一番ですね。個人・法人を問わず組織・ファミリーには留意すべきことが多い。規格を手がかりに試行錯誤です。 見たり聞いたりした事象をセキュリティファーストの観点で捉えた時の管理領域としてマッピングする。管理領域は出来るだけピンフォーカスしたものを記載する。事...
-
初回の審査でなければ前回審査時に対して変化点の確認を行う。 しかし、適用範囲に変更はありましたか」と聞いても駄目。適用範囲を理解していないから。噛み砕いて、一つ一つ聞いていくしかない。 4.2.1a) 適用範囲の変更の有無を確認する。事業、契約・法規制、ロケーション、資産、組織に...
-
セキュリティ要求事項:これは大事なキーワード。ただ一般的過ぎて単に要件と言うのと変わらなくなるが。 情報セキュリティを始めるには情報セキュリティ要求事項の識別から始めることになる。 情報セキュリティ要求事項の識別方法: 1. 組織のリスクアセスメント。ニュアンス的には組織自体が持...
-
「目的」 システムファイルのセキュリティ確保 つまらないね。
-
「目的」 法律違反回避でしょっ?
人気の投稿
-
「目的」 法律違反回避でしょっ?
-
セキュリティ要求事項:これは大事なキーワード。ただ一般的過ぎて単に要件と言うのと変わらなくなるが。 情報セキュリティを始めるには情報セキュリティ要求事項の識別から始めることになる。 情報セキュリティ要求事項の識別方法: 1. 組織のリスクアセスメント。ニュアンス的には組織自体が持...
-
「目的」 システムファイルのセキュリティ確保 つまらないね。
-
外出時・出張時の重要情報 「業者先あるいは客先に出かけて、重要な情報(個人情報のかたまりなど)を受けとったらどうするか」という問題。 カバンに入れて注意して会社に戻る。これが普通。しかし、問題は、自宅に直帰する場合や、そのまま出張する場合。 複数のサイトを回る出張もあれば、複数の...
-
情報の廃棄 リスク管理では捨てることが重要。余計なものを持たない。管理コストを下げる意味でも重要な概念。 情報には全て捨てる基準を設定しておくこと。その情報を手にしたときに捨てる時期が一目瞭然でなければ成らない。 (1)紙の1枚1枚に書く。やりすぎのケースもあるが。 ...
-
規格ごとに定義が変わっていたら困るけど、時代が進めば定義も変わって当然。だから、規格とは別に整理すべきですね。 資産 (sset) 管理策 (control) 指針 情報処理施設(情報処理設備) 情報セキュリティ 情報セキュリティ事象(information security e...
-
不在伝達ノート、離席メッセージ帳、営業回覧ノート、セールスメッセージノート、など名前はいろいろ。 目的は、不在者へのメモによる伝達の危うさを回避しようとするもの。伝言メモをノートに書いておく。確実な伝達が可能。机の上に置いたメモは人が歩いた風でもどこかへ行くかも知れない。でも...
-
> 当初は「ISMS認証規格」をベースにした事例スタディは今なお有意義であり、世の中のデジタル化の傾向が急速に拡大する中ではセキュリティセンスは誰にも欠かせないものと認識されるようになった。 ISMS認証審査をやる人は、規格をベースにしても、普通は自分の行為をベースにしないと、馴...
-
今の時代に限らず安全安心が一番ですね。個人・法人を問わず組織・ファミリーには留意すべきことが多い。規格を手がかりに試行錯誤です。 見たり聞いたりした事象をセキュリティファーストの観点で捉えた時の管理領域としてマッピングする。管理領域は出来るだけピンフォーカスしたものを記載する。事...
-
各部署の部員が受ける教育の概要を問われる。 部員の構成を確認する。 指導的立場の人、内部監査担当、機密情報に触る人、一般部員、出入りする人・常駐する適用範囲外の人。 それぞれに求められる力量を確認する。 求める力量に対応した教育計画の存在を確認する。 実施状況を確認する。使ったテ...