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|有効性評価はどのように行っていますか?

有効性評価についてはいずれ27000シリーズで参照ガイドがリリースされる。それとの連関は不確かだが、JIPDECがガイドを出しているものがある。

http://www.isms.jipdec.jp/doc/JIP-ISMS111-21.pdf

ISMSユーザーズガイド7章(P96)「有効性の測定」を参照すると、あまりに複雑な内容で面食らう。ガイドというよりミス・リードの懸念がある。前半で行っていることとサンプルで最後に示している目次構成の対応関係も分からない。まあ、対応させていないと言う答えだろうが、それではガイドとして中途半端。

マネジメントシステムのレビューには当然その内容として有効性評価が含まれている。それは経営品質から各サブシステムまで同じ。だから、ISMSだけを取り上げてユニークな仕組みを作ることの是非は組織ごとに検討されなければならない。

ガイドを見ていて気になるのはデカルト的な発想を進めていること。プロセスを分解していくことが果たして目的に近づく道なのかどうかです。プロセスを細切れにすると返って目的を見失う。あるいは目的との連関が曖昧になる。そういうリスクも踏まえた分析であるべきです。



トップダウンアプローチ。

測定プロセスだけが唐突に出てきても駄目で、方針・施策展開との連関で有効性測定も展開されなければいけない。その意味では、方針に有効性を示唆する内容を求める必要がある。あるいは、マネジメントレビューのアウトプットにて明確にされるべき事項です。

4.2.1b)の中で、

1)項では、有効性評価の指標を示唆すべき。
3)項では、上位の経営目標・管理目標(経営品質)との連関を示唆すべき。

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