他の現場が、他部門であることもあれば、他社の場合もあります。多少違うのは当然ですが、それでも尚、違和感が残る場合です。通常は合理性、妥当性、適切性などの価値観に触ってくるものです。
で、首をかしげながらも一応メモを取って、場合によっては後で質問できるようにして、次の現場に向かってしまうことがあります。
既に、失敗というか間違っていますね。後で聞いても、殆どの場合、確認にはなりません。既に現場ではありませんから、実際のところ指摘なんてものはできません。守るも攻めるも現場が命です。
現場では、
- 業務のあるいは管理の実態を聞く、見る。
- それら現場の実態は何に基づいての作業によるものかを確認する。現場が使っている作業標準です。
- 決めたとおりにやっていれば、現場の(作業者の)問題は無い。
- 現場で使う作業標準(現場で作成した作業標準)に不自然なものがあれば、何に基づいて作成したかを聞く。現場作業標準が共通の標準書(普通は規定)に基づいているか確認する。
- 規定に沿っていれば現場の標準は問題ない。
- 次は規定そのものの成り立ちを見る。規格適合性ですね。
- で、残念ながら?、規定は規格に適合している。と。
コンサルは不自然を解消するためにさらに深堀をしますが、審査はこれでお仕舞いです。本当? 実力が無いとこういう役立たずな審査になってしまいます。最初の直感は正しくても原因を推定できないのです。でも、現場審査のプロセス自体はこれが正しいのです。
現場審査に入る前に文書審査で、規定類が規格適合していることを先に確認します。ここはまだ机上論です。